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市場リスク 暴落は必然か

最近は時間があるので久しぶりに読み返していた。

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リチャード•ブックステーバーの「市場リスク 暴落は必然か」

2008年5月26日に日本語版が出版されているが

英語版は2007年4月に出版されている。

英語版の題は「A Demon of our own Design」なので「自分が設計した悪魔」と言う感じなのかな。

内容はヘッジファンドの歴史やヘッジファンドが起こしたブラックマンデーやLTCMの破綻などの原因や過程を描き出している。

2007年4月の出版なのでリーマンショックは書かれていない。

しかし今回のコロナショックにも当てはまる内容がたくさん書かれていた。

 

なるほどと感じた箇所を書いておく。

•市場バブルはトレンドを追う投資家の群集心理により説明される。人は勝ち組に加わりたくなるものだ。
•最も単純な市場サイクルは二つの投資家心理によって生まれる。

一つ目は、当時の成功体験が積み上がるにつれてリスク許容度が高くなる。

二つ目は、勝つ人が増えれば増えるほど自分は頭が良いと考えるようになる。

投資家は自分の相場感があたって儲かるとその見方に固執するようになる。

•逆に投資に失敗した投資家は市場への関与を減らす。投資に回せる財産が減ると同時に残った財産をリスクが高く儲からない市場に投じる意欲が後退する。